美巣

冷えに負けない!体を温める簡単薬膳レシピをご紹介

2018年1月20日は二十四節気の「大寒」です。一年で一番寒い時期で、今年は1月20日から2月3日までがこの「大寒」にあたります。


寒邪(かんじゃ)

寒さが厳しいと、なんだか体も心も縮みがちで、外に出るのが億劫になってしまいますよね。伝統医学では冷えは万病の元。薬膳の世界では寒さによる冷気を「寒邪(かんじゃ)」と呼んでいます。

「寒邪」が体に入って引き起こすのは、手足の冷え、消化不良、腹痛、悪寒、発熱など。なんだか冬は気分が落ち込みやすくなってしまうのも、寒い日に生じるふしぶしの痛みも、実は「寒邪」の仕業なのです。

なぜ冷えは良くないのでしょうか?

体が冷えることによって代謝や血の巡りが悪くなると、頭痛、便秘、頻尿、月経痛、むくみ、肌トラブル、イライラなど体全体の不調に繋がります。

逆に体温が1度上がると免疫力が上がると言われ、病気にかかりにくい体になります。基礎代謝も約10%もアップして痩せやすくなるなど良いことずくめ!

「寒邪」や「冷え」に負けないように、体の中から温めましょう。



体を温める薬膳の食材

《しょうが》

新陳代謝を高めて体を温めるので、お腹から温まり、胃の調子も整えてくれます。食欲を増進させ、風邪の初期症状も改善します。しょうがは熱を加えることによって、シンゲロールという成分がショウガオールに変化し、これが血行を良くして体を温めてくれます。しょうがで温まりたい場合は、生ではなく熱を加えること!



《シナモン》

熱性の食材のため、体を内側から温めてくれます。冷えからくる腹痛、関節痛などの痛みを和らげるのに有効です。胃腸を温めてくれるので、消化機能も高めてくれます。女性特有の不調にも良いでしょう。シナモンパウダーはスーパーでも売っています。



《陳皮(みかんの皮)》

完熟したみかんの皮を乾燥させて生薬として用いる陳皮(チンピ)。胃腸を温めて調子を整えるほか、新陳代謝を良くするのでデトックスにも良いといわれています。みかんを食べたら皮は捨てずに乾燥させて利用しましょう!



そのほかにも、ねぎ、にら、鶏肉、鮭、エビなど、体を温めてくれる食材はたくさんあります。『薬食同源』という言葉があるように、病気予防は毎日の食事から。冷えが気になる時は、体を温める食べ物を日々の献立に取り入れてみてくださいね。

簡単!薬膳ドリンクで冷えとり!

《しょうが紅茶》

紅茶にしょうがを入れるだけでも薬膳ドリンクです。紅茶は茶葉を発酵させているので体を温める作用があります。しょうが好きな方はお好みの量を入れてください。しょうがパウダーやスライス、すりおろしたしょうがでも構いません。
甘みが欲しい時は「はちみつ」を足すと風邪や肌の乾燥予防に、「黒糖」は冷えからくる月経痛などに効果的ですよ。

《甘酒シナモンドリンク》

甘酒を温めて、シナモンスティックかシナモンパウダーをお好みの量入れるだけ。こちらも簡単薬膳ドリンクですが、体を温めるには抜群です!
甘酒は「飲む点滴」とよばれるほど栄養価が高く、美肌にも良いと言われているほか、腸内環境も整えてくれます。そこにスパイシーな香りのシナモンでさらに温活力をアップ!寒い日に作ってホッと温まってください。

しょうがパウダーや陳皮はお家で作って常備しましょう

★しょうがパウダー

1- しょうがは良く洗ってから繊維を断ち切るように1〜2mmの暑さにスライスします。
2- 蒸し器にキッチンペーパーを敷いてしょうがを並べて30分ほど蒸します。
3- 1日ほど天日干しでカラカラにする。
4- カラカラのしょうがスライスをフードプロセッサーやすり鉢などで砕く

※ 2.の手順を省いても大丈夫ですが、加熱して乾燥させることでジンゲオールがショウガオールに変化して、温め効果がアップします。
紅茶やお味噌汁、お鍋などパパッと足して冷えとりしてくださいね。

《陳皮》

1- みかんの皮を2cmほどの幅で切ってザルに並べます。
2- 天日干しで1週間ほど乾燥させると出来上がり!
パウダーにしたい場合は、カラカラになったみかんの皮をフードプロセッサーやすり鉢などで砕いてください。
陳皮を作る時は国産のみかんを使用しましょう。皮をそのまま使うので、出来れば無農薬かオーガニックのみかんを選んでください。近くに売っていない場合はみかんを食べる前に重曹かぬるま湯、塩水などで洗ってくださいね。
漢方では古いものほど価値があるとされています。時間がある方は一週間と言わずに3ヶ月、半年と乾燥させても良いでしょう。

漢方としてのツバメの巣(燕窩)

ツバメの巣は漢方の世界では燕窩(えんか)とよばれ、栄養を補給し、血液や栄養の循環を適正化させて気力を充実させることでも知られています。ツバメの巣には免疫力をアップさせる糖鎖栄養素がたっぷり入っています。糖鎖の中でもシアル酸の含有量はツバメの巣が1番。風邪やインフルエンザ予防にもピッタリです。

美巣16を使った温かスープレシピ

ツバメの巣入りスープを手軽にご自宅でも作ってみましょう。鶏肉としょうが、白ネギといった体を温めてくれる食材と合わせることでさらに風邪予防に!美巣16はそのまま食べるとやんわりとした甘さですが、味が強くないので料理に使うことも出来ます。

■ 手羽元・・・・4〜5本 ■ 白ネギ・・・・1/2本 ■ 水・・・・600ml ■ 酒・・・・1/4カップくらい ■ しょうが・・・適量(チューブでも可) ■ 塩・・・1つまみ ■ こしょう・・・お好みで ■ 美巣16・・・・1瓶

1- 手羽元は洗って水気をふきます。白ネギはななめ切りにします。
2- 鍋にお湯(分量外)を沸かして手羽元を5分ほど下茹でします。
3- そのお湯を捨てて、材料の水とお酒を火にかけ、手羽元を入れます。
4- しょうがと塩、白ネギを入れて30分コトコトと煮てください。
 (手羽元のコラーゲンをスープに溶かしたい方は1時間以上は煮てください)
5- 鍋の火を止め、美巣16をスープに入れたら完成です。

寒い冬を抜ければ暖かい春がやってきます。もう一踏ん張りして、新しい春を迎えましょう。