美巣

ツバメの巣って何?アナツバメと日本のツバメの違いをご紹介!

美巣は本物の天然のアナツバメの巣を使用しています。一言に「ツバメの巣」と言ってもあまり馴染みがないかもしれません。まずはアナツバメと日本のツバメの違いについてご紹介します。

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日本のツバメのイメージ

春の訪れを告げるツバメ。軒下や駅のホームなどに巣を作って子育てをする姿はなんとも愛らしいものがあります。

世界中に分布するツバメですが、日本にいるツバメは5種類ほど。ほとんどは渡り鳥で、冬は暖かい地域で過ごし、3,4月ごろになると日本にやってきます。 幸運の鳥としても知られ、ツバメが軒下に巣を作った家は繁栄すると有難がられることも。

雷や火事から家を守る生き物と信じられ、商売繁盛、子宝に恵まれるなど言い伝えは日本各地で数多く存在します。とにかく縁起が良い鳥なのですね。

昔から日本ではツバメは稲作の害虫を食べてくれる益鳥として大切にされてきました。稲田から害虫がいなくなると、米がたくさん収穫できて、その家が繁盛する!ツバメと人は昔から仲良く共生していたようです。

中国のツバメのイメージ

中国では「愛情鳥」とも呼ばれ、オスとメスのどちらも子育てを行うことから家庭円満の象徴なのだそう。中国の南の地域では娘の結婚に縁起物としてツバメの巣を贈る習慣があります。ツバメは日本でも中国でもお目出度い鳥として大事にされています。

中華料理の高級食材で使われるツバメの巣は日本のツバメと違い、アマツバメ目アマツバメ科アナツバメの巣です。中華料理に使われますが中国に生息しているわけではなく、東南アジアのごく一部の地域に生息します。日本のツバメはスズメ目ツバメ科で、生物の分類学上でも差があるように、アナツバメが作る巣と日本にいるツバメが作る巣は全然違うものです。

アナツバメと日本のツバメの違い

アナツバメ 日本のツバメ
アマツバメ目アマツバメ科 スズメ目ツバメ科
体長はおよそ10〜16cm 体長はおよそ15〜17cm
ほぼ唾液だけで巣を作る 泥や枯れ草を重ねて巣を作る
洞窟などの岩壁に巣を作る 人がいる家や駅のホームなどに巣を作る

アナツバメは1度使った巣は2度使いません。子育てごとに巣を新しく作ります。天然のツバメの巣は環境・生態保護のため国が24時間体制で厳重に管理しています。ヒナが成長し巣立って行ったのを確認してから許可が下りるので、使い終わった巣だけを採取しています。これは不要な巣を取り除き、新しい子育てシーズンのために洞窟の限られたスペースを確保する手助けにもなっています。

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アナツバメの巣は唾液から作られています

アナツバメはジャングルの奥深くにある秘境、突如現れる洞窟の中に巣を作ります。巨大な岩山の山頂に入り口があり、そこから地底へ向けて長大な洞窟の迷路を進んでいきます。アナツバメが住むのは入り口から2kmほどのところ。高さ100m以上もある巨大な空間の天井や壁に巣を作ります。

日本のツバメは泥や枯れ草で巣を作るのに対して、アナツバメは巣の重量を軽くして落下を防ぐため、泥を使わず唾液を固めて作ります。アナツバメは繁殖期になると唾液腺が発達し、粘着性の高いのり状の唾液を分泌して巣を作り、この巣は乾燥すると白色半透明の寒天質となります。この唾液の中にシアル酸が豊富に含まれているのです。シアル酸は人の唾液や母乳にも含まれている免疫力をアップさせる成分です。ツバメの巣はローヤルゼリーの約200倍と言われているほど、どの食材よりも1番多くシアル酸が含まれています。

薬食同源のツバメの巣

アナツバメの巣は中国で「燕窩」と呼ばれ、古来より貴重な食材として扱われてきましたが、清代以降からより珍重されるようになりました。清朝時代の「本草備要」(1694年)と「本草綱目拾遺」(1695年)によりますと、ツバメの巣の効用と、病気の際に用いられていたことが伝えられています。その後、多くの書でもアナツバメの巣は『珍品聖薬』に転化することを記載しています。

主成分は糖タンパク質で、食物成分としては、水分13.4%・タンパク質49.9・脂肪0・糖質30.6%・灰分6.2%という変わった組成で、動物性食品とも植物性食品ともいい難いものなんだそうです。

ツバメの巣を食べ始めたのは誰?

ツバメの巣にはこんな伝説があります。 2000年以上前の紀元前。東南アジアを船で往来していた中国船が無人島で遭難。船員たちが飢えに苦しんでいた時、崖の中腹に透き通った美しいツバメの巣を発見。飢えをしのぐためにツバメの巣を海水で洗って食べたところ、飢えが治るばかりか船員たちはみるみる回復していきました。それを見た船長が、ツバメの巣を気付け薬として皇帝に献上したことから中国で食べられるようになったと言われています。